めぐる会3周年記念作品展を終えて
小金井祭典のちょっと訊ける場所 めぐる にて
2021年 5月31日~6月5日
2018年4月に開講しました『シュタイナーの色彩~色と語らうひととき~』
おかげさまで3周年を迎え、記念作品展を開催いたしました。
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
毎月第三火曜日に開かれる講座では、小野精一先生からお話を聴き、実習を行います。
色鉛筆、パステル、水彩絵の具のいずれかを使い、テーマに沿って描いていきます。
例えば、「流れ」というテーマで自由に描いてみましょう!と言われると、描き始めるまでとても戸惑います。
けれども一度描き出すと、皆自分に集中して筆を進めます。
すると描く人の意図通りではなく、まるで色に導かれていくような不思議な感覚があります。
出来上がった作品をお互いに見合うと、一人一人の個性が表現されていて驚くばかりです。
参加者の中には、もともと絵を描くのが得意な人もいれば、実は苦手という人もいます。
それでもそれぞれの作品を見ると、上手下手を超越したその人の命が宿っているようで、温かな気持ちになります。
そのような私たちの素朴な作品を観にきてくださった皆様からは、「とても居心地の良い空間ですね!」というお言葉をいただき、何より嬉しく思いました。
では、展示作品をご覧ください。
この講座は、一般社団法人これから楽交@武蔵野が主催しています。
『これから楽交』とは、これからの「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合うコミュニティです。
いつかは自分の人生に幕を下ろす時が来ること、大切な人とのお別れが来ること、わかっていながらも、日々の暮らしの中ではすみっこに置いておきがちな話題です。
それを心置きなく、安心して話題にできる場が『これから楽交』です。
「生きること」と「死ぬこと」は一見対極にあるように思います。
けれども、「死」について考えるということは、それまでの人生を「どうより良く生きるか」と直結しているのです。
自分らしい生き方を選んで歩んでいく道が、できれば健やかで、恵みに満ちたものでありますように。
そしてまた、私たちの学びが、ほんのちょっぴりでも世界をより良くする糧となりますようにと願って学んでいます。
また、各地のこれから楽交では、参加費の一部をモンゴルの森林保全と修復のために寄付しています。
ささやかではありますが、私たちの思いが地球環境の改善につながるよう望んでいます。