シュタイナーの色彩論②『シュタイナーの色彩~色と語らうひととき~』vol.35.10月19日
2021年 10月 19日
シュタイナーの色彩論 ②
☆空気は光の影 魂は色彩世界のなかで自己を感じる
ゲーテの色彩環に白と黒はない
三原色を混ぜると茶色になり、割合によって黒に近づくとしても、黒にはならない
シュタイナーは、白と黒の境界線に色彩が生まれるとした
白と黒が、シュタイナーの色彩の根底にある
☆輝きの色
黄色 外側へ輝く
青 内側へ輝く
赤 黄色と青を中和する
☆像の色
緑 生の死せる像を表す
桃色 魂の生きた像を表す
白 霊の魂的な像を表す
黒 死の霊的な像を表す
像とは 実像ではない
本物、本質、事実ではない
像には何があるだろうか? 補色、過去の記憶、理想、お金、経済、数字…
☆実習 ろうそくを描く
ろうそくと炎は実像、光と影は虚像
☆詩 静かな 焔(ほのお)
各つの(ひとつの) 木に
各つの 影
木 は
しずかな ほのお
八木 重吉
☆夜の闇に 光を当てる
昼は光で善、夜は闇で悪、ということではない
見えない世界が、見える世界を支えている
見える世界は、見えない世界に包まれている
「死」がわかれば、「生」が楽しくなる
「死」は「生」の続き 他の世界に生きるスタート
命の本質は、全体
生きている人も、死んでいる人も同じ